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【最高裁判決で確定】Twitterのリツイートだけで権利侵害になる時代

「この前、Twitterに関する最高裁の判決がYahoo!ニュースにのってたけど、イマイチよくわからなかった…。こういうニュース見ると、こわくてTwitterできなくなるよ…。」

最高裁判決が出ると、それが社会のルールになります。

なので、法律と同じようにチェックしておかないと、気づかないうちに、

「あれ、やっちゃいけないことやってた!!」

ということになります。


今回の最高裁判決に関するYahoo!ニュースはこちら。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9face944e86bc9926317f2aa5ba3abdeaeb34d86

読み慣れていないと、判決内容って難しい文章に見えてしまいますよね。。

(わたしは法律専攻だったので、死ぬほど判決文読んできましたw)



最高裁判決の内容を要約すると、

✔︎Twitterに関する最高裁判決


【問題となった行為】

「他人の写真を勝手にツイートした人」のツイートを「リツイート」した行為


【判決ポイント】

リツイートした人も、写真の著作者の著作者人格権を侵害しうる


(令和2年7月21日最高裁判所第三小法廷判決)

これは結構びっくりですね〜。。

最高裁までいくと、裁判官が一人ではなく、通常複数名で判断をします。


多数意見が判決内容となるわけですが、

少数派の裁判官の意見が「反対意見」として判決に記載されることがあります。

今回、反対意見が記載されており、どちらかというと、

反対意見の方がこれからの社会からすると普通に見える気もしますが…。

とはいえ、判決が出ましたので、これはやむを得ないですね。

Twitterのリツイートだけで権利侵害になることの意味【最高裁判決】

著作者に黙って、勝手に写真を使っている本人は、

「無断で写真を使っている」

ということを理解できますよね。


最初の本人は、無断で使ったことがわかります。


ですが、その無断使用のツイートを見た人は、

無断使用であることを理解できるでしょうか?

イラストや漫画などの場合は、理解できるかもしれません。

ですが、単なる風景や食べ物の場合、判別が難しいのが通常です。

権利侵害のツイートをリツイートすると、どうなる?

今回の判決によると、

リツイートした人も、リツイート行為が権利侵害だということになります。


権利侵害になった場合、

リツイートした人も、発信者情報開示請求の対象となりえます。

情報が開示されたら、権利侵害訴訟を提起される可能性もありますね。


Twitterを運用している人からすると、

いちいち権利侵害を確認する必要があるということですね…。


むやみにリツイートできない時代。。

Twitterのリツイートが権利侵害になる令和2年最高裁判決まとめ

というわけで、今回のまとめ。


権利侵害の写真をツイートした人がいた場合
  ↓
ツイート者だけでなく、リツイート者も権利侵害になりうる
  ↓
発信者情報開示請求の対象になる
  ↓
個人情報が開示される
  ↓
開示された情報をもとに、権利侵害訴訟をされる可能性がある

ということになりますね。


うーん、新しいSNS媒体で出てきたときに、

最高裁の裁判官の先生方がSNSの運用を理解するのも、大変ですよね。


時代の変化についていかないといけないのは、みんな同じですね…。

最近読んだお金の本の中で、
一番面白かった♡

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